【漫画】光が死んだ夏 1巻【感想】
発売時、話題となった作品です。
・作者 モクモクれん さん
・ジャンル 青春・ホラー
・あらすじ 主人公の男子高校生・よしきと幼馴染の光。
ある日を境に光が他の"ナニカ"にすり替わっていることに気付き…。
①未知との共生の新しい形の関係性!
異種族友情モノのニュータイプな感じがします。
寄生獣のミギー
今回は主人公のよしきの気持ちが整理つかないままずるずるとナニカの存在を自分の中で秘密にして吐き出さずにいる状態なのが
田舎という、湿気高い日本の夏という舞台と凄くあっていて怖いです。
目的地が分からないまま歩き続ける恐怖があります。
②今後の展開が本当にどっちでも転べるのがすごい!
最初からもう主人公が気付いていて
いきなり正体なんなんだ!?というところからスタートして引き込まれるんですが。
1.現状維持共生ルート
2.主人公取り込まれるルート
3.ナニカ消失ルート
4.2人蒸発ルート
今後の展開がどうなるのか分からなすぎて現段階で最低でも4ルートくらいありそうと想像できてしまいました。
話展開が高校生してて楽しい学生生活シーンも多く、仲良く案外生活していくのでは?
と思う一方。
集落中不穏で怖いんですよ。
田舎、山奥、コワイ。
できればハッピーエンドなって欲しいです!
(ホラー苦手)
③絵が無茶苦茶に良い!!!
田舎の集落の感じがすごい出てます!
画面に蝉の声が「シャワシャワシャワシャワ」という文字列が何回も出て来るんですが
それがまた日常に潜む違和感、ホラーで言うところのこれからなんか起こりそうに音おっきくなってる!という感じがあって新しいなと思いました!
絵が丁寧なので怖いところのシーンもなんとなく艶っぽく感じてジャパニーズホラー感じます。
グロ、血がブシャー!といった分かりやすい絵はないですが、迫力があって息が詰まりそうな感じがすごく感じます。田舎とホラーの息の詰まる空気が溜まって濁って湿って逃げ場がない重い感覚です。ダブルアタックですね!(?)
・ホラーが苦手!な方も読めるくらいの怖さです。
・メインキャラ男の子2人の青春譚。
・日常系ホラー
淡々としたストーリー展開
よくあるギャグや漫画特有のお約束展開ほぼないです。
これといったお色気シーン・血が出る描写もないです。
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